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人生の体験や出来事を振り返ることで、その過ごした日々を改めて追体験しながら整理をし、その時に気づかなかった価値や意味があとで自覚されることがあります。
その体験は自分の何気なく過ごして来た人生の意義を深く見出す経験でもあります。
こうしたことを実践する方法としては回想法やライフレビューと呼ばれる方法があります。
回想法では思い出すこと自体に楽しみがあり情動機能の向上などが期待され、ライフレビューでは人生の再評価や自我の統合が期待されます。
こうした方法を取り入れながら、サポートをうけつつまとめて行くエンディングノートの執筆は、人生を振り返り、これからの生き方を考え、また後世に自分の意思や足跡を残すことを目指します。
一方、自分史インタビュー・代筆では、作成を希望するご本人がご自分で執筆できなくても人生の振り返りや人生を再評価する作業ができるよう、お話をお聴きすることで想起を促していきます。
回想法やライフレビューの手法を用いて自分史作成をお手伝いすることで、思い出す楽しみとともに自分の人生に納得して自己満足感を高めることが期待されます。
自分が生きたしるしを何か残したい、という気持ちは、多くの人が持っているものです。後世に何かが残りつながっていくという感覚は、自分の人生の意味にも連なります。
自分などたいしたことのない平凡な人生だ、と思っている方もいらっしゃるかもしれません。けれども、子ども時代、青年時代、社会や家庭で苦労した時代、と、今までの自分に向かい合い、時間をかけて細かいことまで思い出してみると、漠然と感じていた自分の人生というものよりも、厚みのある自分の人生が感じられるはずです。
この世にただ一つの『自分の物語』です。
そんな、人生を振り返る作業を通じて、「結構自分もやってきたな」と『自分の物語』を肯定的にとらえなおすと、では、これからの時間をどう過ごそうか、とあらためて考える気持ちもわいてきます。
これからの生き方のためにも、人生を振り返ること、それをまとめ、形にすることは、大変に意味のあることだと私たちは考えています。
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